第381回 「身に覚えがない請求」一体なぜ? 過去最悪の『カードの不正利用』 2023年の被害額は約540億円 金庫に入れてもカード情報がバレる「クレジットマスター」の手口

「身に覚えがない請求」一体なぜ? 過去最悪の『カードの不正利用』 2023年の被害額は約540億円 金庫に入れてもカード情報がバレる「クレジットマスター」の手口
(関西テレビNEWS)
第381回 「身に覚えがない請求」一体なぜ? 過去最悪の『カードの不正利用』 2023年の被害額は約540億円 金庫に入れてもカード情報がバレる「クレジットマスター」の手口

・〔解説〕
AI技術の向上によりクレジットカードの不正利用による被害が急増しているようです。2023年だけでその被害額は約540億円にもなり、過去最悪です。新たな
手口に「クレジットマスター」というのがあります。

「クレジットマスター(クレマス)」とは、何かクレジットカードのエキスパートのようなかわいい名前ですが、まったく違います。クレジットカードの番号が盗用される被害が増加しているというダークなことです。クレジットカードの番号が盗まれて、本人になりすまして悪用されるというものです。サイバー攻撃やフィッシング詐欺によるものが多いですが、新たに「クレジットマスター」による手口が報告されています。その特徴は、クレジットカードの番号をAIで自動生成し、総当たり式に入力をして、有効な番号を見つける手口です。何千、何万ものクレジットカード情報を入力する必要がありますが、その作業はボットにより自動化をしているので手間はかかりません。

「クレジットマスター」は、ほとんど利用していないクレジットカードでも被害に遭う危険な手口です。ずっと置いたままにしているカードや契約してから使ったことがないカードでも攻撃の対象となるため、状況によっては被害に気づきにくいということがあります。

・〔対策〕
①「ご利用通知サービス」で都度利用状況を確認したり、②クレジットカード会社の「あんしん利用制限サービス」を利用するのもいいでしょう。それでも、被害にあってしまったらクレジットカード会社や警察署に連絡をしましょう。また、クレジットカードの再発行もお忘れなく。口座引き落としに設定されていた場合には、そこに対しても停止や使用するカードの変更をしないといけません。

クレジットマスターとは?攻撃の手口や最新被害・対策を解説(サイバーセキュリティ.com)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です