第397回 消費者庁、ダークパターン初調査 通販サイトで虚偽表示

消費者庁、ダークパターン初調査 通販サイトで虚偽表示
(共同通信)
第397回 消費者庁、ダークパターン初調査 通販サイトで虚偽表示

・〔解説〕
「ダークパターン」とは、ネット通販などで、消費者のスキを突いて余分な注文などを促す仕掛けのことです。欧米などでは規制が進んでいますが、日本ではほとんどのケースで合法とされています。日本国内の主要サイトでは、6割以上でダークパターンが確認されたという報告もあります。ネット通販で買い物をしたら、直後から頼んでもないメールマガジンが大量に届き始めた、という経験をしたことがある方も多いでしょう。こういうデジタル技術の進化に、消費者の情報リテラシーが追いついていないのが現状です。

具体的には、次のような内容が「ダークパターン」とされています。
①セールの時間制限などを強調する「あおり」(あと30分でセールが終了します)
②余分な注文のボタンの色などを目立たせて申し込みを促す「誘導」
③最初からメールマガジンの購読欄にチェックが入っている
④ボタンの色や大きさを変えて、会員登録に誘導する
⑤第三者の行動を知らせて購入を促す(ただいま、10人がこの商品を閲覧しています)
⑥退会方法が複雑な仕組みになっている
⑦商品を購入する際、最初から「定期購入」が選択されている

・〔対策〕
トラブルに遭ってしまった場合には、消費者ホットライン「188(いやや!)」に相談してみましょう。最終確認画面をスクリーンショットする方法は、「スクリーンショット」の検索結果からご確認ください。

「ダークパターン」の検索結果
(ケースでわかる 通販トラブル!

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