・消費者白書、定期購入をめぐる消費者相談が2023年に9万8000件
(通販通信ECMO)
・〔解説〕
令和6年版『消費者白書』によりますと、2023年に消費者から全国の消費生活センターへの相談件数は約90万9000件となりました。その内、インターネット通販の相談は約27万2000件でした。中でも、定期購入をめぐる相談が前年を大きく上回る約9万8000件に達しました。いずれも、増加傾向が続いています。
定期購入をめぐる相談は、約9万8000件に上り、2021年の約5万1000件、2022年の約7万6000件から急増しました。定期購入という性質から、消耗品の健康食品と化粧品の2つが上位20位のほとんどを占めていました。
SNSが関係する消費者トラブルも増加傾向にあり、2023年の相談件数は約8万件となり、過去最高を記録しました。通販の「定期購入詐欺」が多い傾向にありましたが、今はもう、「著名人SNS型投資詐欺」に移行しています。詐欺の手口が変わっただけで、被害はどんどん増えています。SNSが踏み台になっているのは同じですので、気をつけください。真面目で、人格者で、正義感の強い人ほど詐欺られる傾向にあります。
・消費者白書(消費者庁)