・認知症の親がテレビ通販にはまった…家族の悩みに対応策はあるのか
(Yahoo!ニュース)
https://news.yahoo.co.jp/articles/81360baf31676ff42cb2d951e96af4bf363086d4
高齢社会になるにつれ、今まで考えてもみなかったことが通信販売でも起こります。いたずら注文や問い合わせへの対応などがありましたが、高齢者へは事情が異なり、今までと違った対応を求められます。通信販売もカタログからTVショッピングやネットへと主戦場が変わり、より身近なものとなりました。年齢に関係なく、注文も手軽にできて、楽しくなります。特にネット通販はいつでも好きな時間にポチッとできることから、高齢者でも身近で楽しみの一つのようです。楽しくショッピングをしているうちは問題なく、いいんですが…。
TVショッピングでも早めの電話注文を催促するようなトークでたたみ掛けることもあり、ついつい受話器を取って電話を掛けてしまいます。これは、高齢者に限ったことではありません。特に高齢者は、相手を信用してしまう傾向が強いです。家族の許可もなく、気づいたら使っていない商品のダンボールの山となっていることもあります。まるで、「次々販売」のようです。「認知症」について本人は自覚がないということがあります。TVを見ていると、ついつい欲しくなって買ってしまうようです。
昨今、問い合わせの相談内容別件数で上昇しているのが「高齢者(認知症含む)」です。高齢者による消費者被害は通信販売でも顕著に表れてきており、通信販売会社でも対応を苦慮するケースがあります。たとえば、通販会社によっては「家族の同意なしで受け付けないように」と依頼があれば、一旦は該当する注文を受け付け、その後家族に「注文確認」の連絡を行い、確認が取れた場合にのみ出荷するというように、踏み込んだ対応をするケースもあります。この機会に、今後は、会社としての対応を整理しておくことが必要となってきます。