「代引きトラブル」ってどんなもの？ うっかり支払った料金は取り戻せる？

ネット通販の支払い方法の定番といえば、「代引き（だいびき）」です。クレジットカードや銀行振込と共にネット通販がスタートした頃からあります。代金と引き換えに商品を受け取るという支払い方法で根強い人気があります。しかし、それに乗じたトラブルも増えています。

それは、代引きを利用した「送りつけ商法」というトラブルです。注文した覚えのない商品が「代引」で送られてくるというものです。家族の誰かが注文したものかと思い、金額を支払ってしまうケースが多いようです。しかし、このようなケースでは、支払ってしまった金額を取り戻すのは不可能です。古典的な詐欺ですが、今も昔も定番として使われる手口ですので、気をつけてください。

また、対策としては、「受け取り拒否」をして、宅配便業者のドライバーに営業所に持って帰ってもらうことです。不在配達や再配達になったら、迷惑をかけるので、それも失礼なるからと、気を利かせてはダメです。ドライバーも受け取り拒否に対して、無理に受け取ってくれとは言いませんから大丈夫です。営業所に持ち帰っても、すぐに荷主（出荷元の会社）に返送するのではなく、荷主に受け取り拒否になった荷物があるという電話連絡をして指示を仰ぎます。もしも、本当に家族が注文したものであったら、宅配便業者に連絡をして再配達をしてもらいましょう。

このような「送りつけ商法」の場合、2021（令和3）年7月6日からすぐに処分できるようになりました。

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